Wordで目次を自動作成する方法|見出し設定・更新・表示されない原因を実画面で検証

Wordの自動目次:見出し設定・更新・直し方

Wordで報告書や引き継ぎ資料を作っていると、章を追加するたびに目次の項目やページ番号を直すのが手間になります。自動目次を入れたのに一部の見出しが出ない、章名を変えたのに目次が古いまま、という場面もあります。

この記事では、見出しの設定から自動目次の挿入・更新までを実画面で説明します。架空文書で試すと、太字だけの行は目次に出ず、見出しスタイルを直して全体更新すると表示されました。章名の変更も「ページ番号だけ」では反映されず、全体更新が必要でした。

押さえておきたいのは、本文の見出しと目次を別々に手入力しないことです。見出しは本文側で整え、最後に目次を更新すると、修正する場所が分かりやすくなります。

目次

Wordの自動目次は「見出しの設定」と「更新」がセット

先に押さえるポイント

自動目次は本文の見出しから作成します。太字や文字サイズの変更だけでは不十分で、本文の行に見出しスタイルを設定する必要があります。また、章名の変更や見出しの追加後は「目次をすべて更新する」を選びます。

「自動」という名前でも、本文を編集するたびに目次が常に書き換わるわけではありません。本文を直したら、目次も更新するところまでを一つの作業にします。

Microsoft公式でも、目次は見出しに基づいて作られ、手動作成の目次は同じようには更新できないと説明されています。参考:Microsoft「目次を挿入する」

準備する文書と対象環境

本文の操作案内はWindows版のデスクトップWordを対象にしています。Microsoft 365・Word 2024・Word 2021などに対応する公式案内を、2026年9月15日に再確認しました。バージョンや表示言語により、ボタン名や配置が異なる場合があります。

実画面の撮影と以下の練習は、2026年9月13日にWindows版Wordの互換モードで行いました。撮影時の製品バージョン・ビルド番号は記録していないため、バージョンごとの結果の違いまでは確認していません。

Mac版・Web版にも目次機能はありますが、この記事では操作経路を混ぜずに説明します。まずは新規文書か、既存ファイルのコピーで練習してください。会社の資料を使わなくても、次の架空の引き継ぎメモで試せます。

本文に入力する行設定するスタイル
1 業務の概要見出し1
1.1 担当する作業見出し2
1.1.1 受付一覧を確認する見出し3
2 月末の作業見出し1
2.1 集計結果を確認する見出し2

表の左側を1行ずつ入力し、各行の間に短い説明文を入れます。説明文は「標準」のままにしてください。数字は章の関係を分かりやすくするための文字で、この記事では章番号の自動採番までは扱いません。

1.本文に見出し1・見出し2・見出し3を設定する

「1 業務の概要」の行にカーソルを置き、「ホーム」タブの「スタイル」から「見出し1」を選びます。同じように「2 月末の作業」にも見出し1を設定します。

本文の章に「見出し1」を設定する
本文の章に「見出し1」を設定する

次に「1.1 担当する作業」と「2.1 集計結果を確認する」を見出し2にし、「1.1.1 受付一覧を確認する」を見出し3にします。見出しと説明文が同じ段落にならないよう、段落を分けて入力してください。

スタイル文書内での役割
見出し1章などの大きな区切り
見出し2章の中の節
見出し3節の中の詳しい項目
標準見出し以外の説明文

見出しの番号は文字サイズの大小ではなく、文書の階層を表します。章→節→項目の関係に合わせてスタイルを選ぶと、目次の字下げも読み取りやすくなります。

見た目が変わっても、見出しスタイルは解除しない

見出し1を設定すると、文字色や大きさが変わる場合があります。見た目を戻すために「標準」を選ぶと、本文の見出しという設定まで外れてしまいます。

文書全体で見た目をそろえるなら、スタイル一覧の「見出し1」を右クリックして「変更」から書式を調整します。既存の見出しにも影響するため、まずコピーした文書で確認すると安心です。

2.「参考資料」から自動目次を挿入する

  1. 目次を置きたい位置にカーソルを移動します。通常は表紙の後や本文の前に置きます。
  2. 「参考資料」タブから「目次」を開きます。
  3. 一覧から「自動作成の目次1」または「自動作成の目次2」を選びます。
  4. 設定した見出しが目次に並んでいるか確認します。
「参考資料」→「目次」から、自動作成の目次を選ぶ
「参考資料」→「目次」から、自動作成の目次を選ぶ
見出し1〜3を反映した完成例。後半の練習で章名とページ位置を変更した状態です
見出し1〜3を反映した完成例。後半の練習で章名とページ位置を変更した状態です

自動更新したい場合は「手動作成の目次」を選ばないようにします。自動作成と手動作成は、見た目が似ていても、本文の見出しとのつながりが異なります。

目次の後から本文を次のページに移したいときは、目次の外側、本文の先頭にカーソルを置いて改ページを入れます。空行を大量に入れて位置を調整すると、後で文字量が変わったときに崩れやすくなります。

目次に表示する階層を決める

大きな章と節だけを目次に載せたいなら、「参考資料」→「目次」→「ユーザー設定の目次」で、表示するレベル数を2にします。見出し3まで載せる場合は3にします。

「アウトライン レベル」を2にすると、見出し1・2が目次の対象になる
「アウトライン レベル」を2にすると、見出し1・2が目次の対象になる

本文が見出し3でも、目次の対象が2階層までならその項目は表示されません。見出しスタイルと目次の表示レベルは、両方を確認してください。参考:Microsoft「Wordで目次を書式設定またはカスタマイズする」

3.本文を修正したら目次を更新する

自動目次の中をクリックし、「参考資料」タブの「目次の更新」を選びます。目次内を右クリックして「フィールドの更新」から進む方法もあります。

章名や見出しを変更したときは「目次をすべて更新する」を選ぶ
章名や見出しを変更したときは「目次をすべて更新する」を選ぶ

更新方法を選ぶ画面では、次の違いを確認します。

変更した内容選ぶ更新方法
本文量だけが変わり、既存の見出しのページ位置がずれたページ番号だけを更新する
章名や節名を書き換えた目次をすべて更新する
見出しを追加・削除・並べ替えた目次をすべて更新する
見出しの階層やスタイルを直した目次をすべて更新する

見出しそのものに変更があるときは「すべて更新」を選びます。「ページ番号だけ」では、章名を書き換えた結果は反映されません。Microsoft公式の説明でも、ページ番号のみの更新と全体更新は区別されています。参考:Microsoft「目次を更新する」

目次側の文字を直接直すと、本文と食い違ったり、全体更新で元の見出しに置き換わったりします。修正する場所は本文の見出し、反映する操作は目次の更新、と分けて覚えると迷いません。

練習1:大きな太字なのに目次へ出ない見出しを直す

ここからは、架空の引き継ぎメモを使って原因を切り分けます。以下の3つの練習では、本文の設定を変え、目次の更新前後を実際に確認しました。画像はクリックすると拡大できます。

  1. 「2 月末の作業」の行を選び、スタイルを「標準」にします。
  2. 文字を太字・16ptにして、見た目だけ見出しらしく整えます。
  3. 目次をすべて更新し、「2 月末の作業」が目次に出るか確認します。
  4. 本文の同じ行に「見出し1」を設定し直し、再度、目次をすべて更新します。
修正前:太字16ptでも、スタイルは「標準」のまま
修正前:太字16ptでも、スタイルは「標準」のまま
修正後:同じ行に「見出し1」を設定した状態
修正後:同じ行に「見出し1」を設定した状態

実際に確認すると、「標準+太字16pt」では第2章が目次に出ず、「見出し1」に直して全体更新すると追加されました。上の2枚は本文のスタイルを直す前後です。目次に出ない行があったら、まず本文側のスタイルを確認します。

この練習は、新規文書の標準的な自動目次を前提にしています。独自スタイルを目次に割り当てた文書などでは、標準的な設定と結果が異なる場合があります。既存テンプレートで試すときは、目次のオプションも確認してください。

練習2:見出しの階層が深すぎる状態を直す

  1. 「2.1 集計結果を確認する」を、あえて「見出し3」に変更します。
  2. ユーザー設定の目次で、表示するレベル数を2にします。
  3. 「2.1 集計結果を確認する」が目次に表示されるか確認します。
  4. 本文側を「見出し2」に直し、目次をすべて更新します。
修正前:「2.1 集計結果を確認する」に見出し3が設定されている
修正前:「2.1 集計結果を確認する」に見出し3が設定されている
修正後:章のすぐ下の節に合わせて、見出し2に変更
修正後:章のすぐ下の節に合わせて、見出し2に変更

表示レベルを2にした目次では、見出し3の「2.1 集計結果を確認する」は表示されませんでした。見出し2に直して全体更新すると、目次に追加されました。この項目は「2 月末の作業」のすぐ下の節なので、見出し2が自然です。目次の字下げだけを手直しせず、本文の階層から直します。

練習3:「ページ番号だけ」では章名が変わらないことを確認する

  1. 本文の見出し「2 月末の作業」を「2 月末の確認作業」に変更します。
  2. その章より前に本文や改ページを追加し、章のページ位置も変えます。
  3. 目次で「ページ番号だけを更新する」を選び、章名とページ番号をそれぞれ確認します。
  4. 続けて「目次をすべて更新する」を選び、章名の変化を確認します。
実際に確認した段階目次の章名目次のページ番号
本文を変更した直後2 月末の作業章・節とも3
ページ番号だけを更新した後2 月末の作業章は3のまま、節は4
目次をすべて更新した後2 月末の確認作業章・節とも4
更新前:本文を変更しても、目次は旧章名・3ページのまま
更新前:本文を変更しても、目次は旧章名・3ページのまま
ページ番号だけ更新:章名は変わらず、小見出しの番号だけが4になった
ページ番号だけ更新:章名は変わらず、小見出しの番号だけが4になった
全体更新後:新しい章名と、章・節のページ番号4が反映された
全体更新後:新しい章名と、章・節のページ番号4が反映された

この表と画像は、今回の練習で確認した結果です。改ページの追加と章名の書き換えを行った後、「ページ番号だけ」では章名に加えて章の番号も古いまま残りました。目次全体を更新すると、章名と章・節の番号が本文に一致しました。見出しを変更したときは、番号のみの更新で済ませず、全体更新して結果を確認してください。

目次が表示されない・更新できないときの確認順

症状最初に確認すること
一部の章だけ出ない本文の該当行が見出し1・2・3か
小見出しだけ出ない目次に表示するレベル数が足りているか
章名が古いまま「ページ番号だけ」ではなく全体を更新したか
説明文まで目次に出る説明文に見出しスタイルが付いていないか
更新の操作が見当たらない手動目次や普通の文字列を選んでいないか

原因を確認するときは、本文のスタイル→目次の表示レベル→更新方法の順で見ます。いきなり目次を作り直すより、どこでつながりが切れたかを確認しやすくなります。

手動目次だった場合は、必要な内容を本文側の見出しとして整えてから、自動目次へ置き換えます。既存の目次だけに書かれている項目がある場合は、先に内容を控えておきましょう。

ページ番号・点線・目次の見た目を整える

目次内のページ番号や点線を整えるときは、「ユーザー設定の目次」を使います。ページ番号の表示・右揃え・タブリーダー(項目名とページ番号の間の点線など)を設定できます。

ページ番号の表示・右揃え・タブリーダーを設定する
ページ番号の表示・右揃え・タブリーダーを設定する

目次の行にスペースや点を手入力してそろえるのではなく、設定でそろえます。長い章名を使う場合は、1行に詰め込みすぎず、折り返しとページ番号の位置を確認してください。

表紙と目次を除いて、本文を1ページから始めたい場合

目次を挿入する操作と、本文のページ番号を1から始める設定は別です。本文のページ番号を途中から振り直す場合は、セクション区切りなどを使って設定します。具体的な手順は、次の記事にまとめています。

本文側のページ番号を設定した後は、目次を更新して、目次内の番号と本文の番号が一致するか確認します。目次のページ番号だけを直接「1」に書き換えないようにします。

提出前は、全体更新してからPDFも確認する

章名・階層・順序の修正が終わったら、最後に目次をすべて更新します。その後、保存してPDFに書き出し、目次の項目とページ番号、長い見出しの折り返しを確認します。

  • 本文にある章・節が、必要な階層まで目次に載っている。
  • 目次の章名が本文と一致している。
  • 目次のページ番号と、本文に表示される番号が一致している。
  • 目次の途中で不自然な改行や空白ができていない。
  • PDFにした後も、同じ内容とレイアウトを確認できる。
PDFの目次。「2 月末の確認作業」は4ページと表示されている
PDFの目次。「2 月末の確認作業」は4ページと表示されている
目次リンクから4ページ目へ移動。右側の4はPDF閲覧アプリのページ表示です
目次リンクから4ページ目へ移動。右側の4はPDF閲覧アプリのページ表示です

今回のPDFでは、目次の「2 月末の確認作業」をクリックして4ページ目へ移動でき、本文の章名も一致しました。画像右側の「4」はPDF閲覧アプリのページ表示です。この練習文書にはフッターのページ番号を入れていません。表紙を数えない文書などでは、PDFの通しページ数と本文に印字する番号が異なるため、提出時は文書側の番号も確認してください。

社外へ提出する文書なら、目次の確認とあわせて変更履歴やコメントも見直します。削除の手順と確認箇所は、次の記事で説明しています。

まとめ

Wordの自動目次は、本文の見出しスタイルを整えてから挿入します。表示されない項目は、見た目の大きさではなく、見出しの設定と目次に表示する階層を確認します。

ページ位置だけの変更ならページ番号のみ、章名や項目の変更があれば目次全体を更新します。本文を修正し、目次を更新し、提出するファイルで確認する。この順番を決めておくと、目次だけが古いまま残るミスを減らせます。

参考リンク

公式情報の最終確認日:2026年9月15日。Windows版Wordでの操作・更新結果とPDFの目次リンクの確認日:2026年9月13日。

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この記事を書いた人

ちゃあむのアバター ちゃあむ エンジニア

Web開発やSaaS(ServiceNow、Salesforce)、業務システムに携わる、猫と食べることが大好きなインドア系ITエンジニアです。

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